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ニキビ、アトピー、美肌に効果的な薬膳、食べ物や飲み物、身体の内側からの美肌習慣

化粧水や乳液、美容液、美容クリームなど、外側からいろいろ努力をしても、1日〜2日塗らなかったら、またお肌がブツブツ、ザラザラ、カサカサ、と元に戻ってしまうということはありませんか ? それは、外からのアプローチのスキンケアでは、お肌は変わっていないからです。漢方や薬膳なら、身体の内側からアプローチして肌荒れの原因を解決すれば、お肌が変わります。

漢方では “お肌は内臓の鏡” と言います。内臓のさまざまな問題を解決することで、肌荒れが根本的に治っていきます。ここではお肌の悩みのタイプ別に、漢方および薬膳的なアプローチを簡単にまとめました。自分の体質に合った方法を、ぜひお試しください。

目次

なぜ身体の内側からが大切なの ?

肌はこうやってできている

洗顔、化粧水、ファンデーションというスキンケア

私たちがお肌という時、それは表皮のことを指しています。”お肌のお手入れ”という時、それは角質層のお手入れです。

表皮は、外の刺激から肌を守るのが仕事です。表皮の一番外側が角質層で、厚さは0.02mmと大変薄いものです。化粧水や乳液、美容液が影響するのはこの0.02mmの層までです。いくら高価な洗顔料や美容液を使っても、その下の真皮層には届きません。高価な化粧水や美容液を塗っても、皮膚の内側には届かないのです。

真皮はお肌の土台です。お肌のハリや弾力性、潤いといった若々しさは、真皮層のコラーゲンやエラスチンという繊維やヒアルロン酸によって保たれています。これらは、自分の体の中から作られるものです。

では、体内でコラーゲンなどを生み出す力を高めるためにはどうしたらいいでしょう ?

体中に栄養を運ぶのは血液です。リンパ液や体液も同様にたいせつな役割をになっています。そのため、真皮層には多くの毛細血管が張りめぐらされています。表皮には血管は無く、特に基底膜のすぐ下のところに細かく毛細血管が分布して栄養を届けています。

その、血液が運ぶ栄養というのは、どこからくるのでしょうか ? それは、食べた物から作られます。肌によい食べ物を食べ、きれいな血液が身体の隅々まで流れるようにすれば、体内で*コラーゲンを生み出す力が高まるというわけです。

薬膳や漢方では、薬食同源という言葉が表すように、食べ物にはすべて効能があると考えています。お肌を潤す効能を持つもの、身体の不要なものの排泄を促すものなど、どんな食べ物がどの効能をもつのかを、明らかにしています。それでは、これからそれらについて、細かく解説していきます。

もちろん、角質層のお手入れも大切です。しかし、ここでは身体の外側から皮膚の上に何かを塗るのでは無く、身体の内側から、本当にお肌を元気にしていく生活を身につけていきましょう。

ただ、体質やお肌の状態も人によってさまざまです。誰かに良かったから、あるいは話題だから自分にも良いとは限りません。自分の状況に合わせて取り入れてみてください。

*ちなみに、コラーゲンを飲んでも、そのまま皮膚のコラーゲンになるわけではありません。コラーゲン繊維というように、長い繊維状のものが血管で運ばれることはありません。食べた物は、胃腸で細かく分解されて吸収されてから血流に入ります。

タイプ別お肌の悩みの原因は ?

皮膚は内臓を写す鏡” と言われるように、皮膚の不調は体の中の不調が表れているものです。漢方では、そのお肌の悩みの根本的な原因を探り当て、それを改善することで肌をきれいにします。

お肌の悩みを大きく次の4つに大別しました。この悩みの中でもまた、体質などによって、さらにタイプごとに改善法が異なります

  1. ニキビタイプ
  2. カサカサタイプ
  3. 冷え性タイプ
  4. アトピーの場合

ニキビタイプ

にきびの原因

漢方ではニキビは身体の中に熱(炎症)があると考えます。食事のバランスが乱れていたり、脂っこい物、辛い物、甘いものを多く食べていると出やすくなります。体に不要なもの(痰湿)がたまり、それが皮膚からも排出されている状態です。

にきびタイプの薬膳的対策

便通や排便を良くする食物を使って、脂肪や水分の排泄を促し、体に溜まった不要なものを取り除くことが大切と考えます。その役割を果たすのは、主に*食物繊維に富んだ食物です。また、体に熱がある状態なので、からだの熱を冷ます食材がおすすめです。

オススメの食材

わかめ、昆布などの海藻類・・・食物繊維、ミネラルが豊富、体を冷やす

いわし、さんま、あじなどの青背の魚・・EPA、DHAが血液をさらさらにする

あさり、しじみ、などの貝類・・・余分な痰湿、脂肪を体外に排出する作用がある

ごぼう、人参などの根菜類・・食物繊維が豊富、脂肪吸収を抑えて老廃物を排出する

こんにゃく・・・根菜類と同様に食物繊維が豊富、脂肪吸収を抑えて老廃物を排出する

キノコ類・・・ビタミン、ミネラル豊富、老化防止、免疫力を強化し脂肪も減少させる

緑豆、緑豆もやし・・炎症を和らげ、身体の熱をさます。

冬瓜・・・熱を冷まし、老廃物を排出する

ウーロン茶、プーアール茶・・消化促進、脂肪分解

ヨーグルトや野菜と美肌の関係

ヨーグルト

 

*食物繊維は近年、腸内細菌の餌になって高脂血症や動脈硬化や糖尿病、肥満を予防する物質を産生し、さらには鬱や認知症まで予防することがわかってきています。。

にきびタイプによく使われる漢方薬

清上防風湯、荊芥連翹湯、防風通聖散、調胃承気湯、十味敗毒湯、桂枝茯苓丸など。

注意事項

  1. 肉類、脂っこいもの、味の濃いものを控える
  2. 甘いもの、特にチョコレート、生クリームを控える
  3. 炭酸飲料、ジュースを控える

*漢方薬は自分で判断せず、漢方専門の医師、薬剤師に相談の上お飲みください。

ニキビタイプにおすすめレシピ

青汁やスムージーは、このタイプにオススメの飲み物です。このタイプ以外の人には、体を冷やしたり、体に必要なものを排出してしまう傾向があるのでオススメできません。

グリーンスムージー

青い色のもの、苦味のあるものが、デトックス効果があると言われているのでおすすめです。

わかめサラダ

 

キュウリや海藻類をたくさん食べましょう。

レタス 1/2個
きゅうり 適量
わかめ 適量
ドレッシング しょうゆ 小さじ
ごま油 大さじ2
白ごま 小さじ1

 

  1. レタスは水洗いして手でちぎり、水気をふいてておく
  2. ワカメは水で柔らかくもどし、水気をしぼる。大きい場合はザク切にする。
  3. きゅうりは両端を切り落とし、縦半分に切ってさらに斜め薄切りにする
  4. ドレッシングはボウルで材料を混ぜ合わせ、食べる直前に①②③と軽く混ぜる
  5.  器に盛り、白ごまを手で潰すか、軽くすり鉢ですって散らす。

 

冬瓜と干しエビのスープ

 

 

カサカサタイプ

お肌カサカサの原因

お肌カサカサというのは肌が乾燥しているためですが、乾燥の原因は様々です。ただ水を多めに飲めば良いというわけではありません。水ではなく血が不足している場合や、血は不足してなくても、巡りが悪くなっている場合など乾燥の原因はいろいろです。原因によって改善法も変わってきます。ここでは原因を4つに分けて解説し、それぞれの対処方法を書いていきます。

  1. 水分(津液)の不足
  2. 血液の不足
  3. 血の巡りが良くない
  4. 不適切な肌の手入れ

①水分(津液)の不足

人の体の中で水分というのは、リンパ液や消化液、髄液などのさまざまな液体として存在します。それらを総称して中医学(東洋医学)では津液(しんえき)と言います。津液が不足すると、ノドの渇きや唇のひび割れ、皮膚が乾燥してきます。

水分を多めに飲めばいいと思いがちですが、それでは体は潤いません。乾燥肌の方は胃腸の弱い方も多いので、飲んだ水分をしっかり体中に行き渡らせる力が弱く、水分を多くとるとむくみが出るなど、別の不調の原因にもなります。また、冷たい水を飲むとよけいに胃腸を弱らせてしまい、悪循環に陥りやすくなります。

食品には体を潤す作用を持つ食品があります。それらを多めに食べるとによって、津液を増やすことができます。

 体を潤す食材

  • りんご、スイカ、バナナ、メロン、レモン、梅など、酸味と甘味をもつもの
  • キュウリ、冬瓜、などの瓜類、
  • ねばねばや水分豊富な野菜 モロヘイヤ、オクラ、白キクラゲ、トマト、大根、山芋など
  • 百合根、ごま、はちみつ、
  • すっぽん、亀、あわび、牡蠣、豚肉、鴨肉
 例 白きくらげ

白キクラゲは、楊貴妃や西太后が美肌のために好んで食したという、薬膳では頻繁に使われる優秀な食材です。食物繊維がゴボウの3倍、鉄分その他のミネラルが豊富、ビタミンDがキノコ類の中でもトップクラスです。NHKのあさイチという番組でも取り上げられました。

ビタミンD 食物繊維 カリウム カルシウム
白キクラゲ 970 4.4 68.7 1400 240
しいたけ 0.76 0.11 1.26 100.8 1.08
ごぼう (0) 0.7 6.1 210 48

白キクラゲを使ったレシピ

《銀梨のシロップ煮》

白木耳 6g
1個
はちみつ 大さじ3
レモン汁 大さじ2
クコの実 大さじ1

 

  1.  梨は皮をむいて芯を取り、いちょう切りにする。
  2. 水カップ3を鍋に入れて沸かし、戻して一口大にした白きくらげ、梨、砂糖、ハチミツをいれて、柔らかくトロミが出るまでじっくり煮る。
  3. ②に梨を加えて10分煮る。
  4. くこの実を入れて少し煮て、レモン汁を加える。

体を潤す漢方薬

地黄、麦門冬、天門冬、沙参、玉竹、百合、かんれん草、女貞子など

二至丸、大補陰丸、一貫煎など

②血液の不足

血液が少ないと体に必要な栄養や水分が不足して、お肌は乾燥します。肌だけではなく、髪の毛もガサガサになり、爪がもろくて割れたりめくれやすくなったりします。夜中に足がつるのも、血が不足している場合が多いです。

病院で貧血と診断された方は鉄剤などの処方されたお薬を飲みながら、また貧血と診断されてなくても、次の血を増やす食材を多めにとりましょう。

を増やす食材

  • 黒米、黒ごま、あずき、むらさき芋、黒ごま、黒きくらげなど色の黒いもの
  • ほうれん草、小松菜、人参など色の濃い野菜、金針菜
  • ぶどう、クランベリー、ブルーベリーなどベリー類
  • 豚肉、牛肉の赤身部分、鶏肉(黒豚、烏骨鶏)肉類、さんま、いわしなど青身魚
  • なつめ、龍眼肉
  • 心臓、レバー、卵
例 金針菜

ホンカンゾウというユリ科ワスレ草属、別名忘れ草と呼ばれるの花の蕾です。鉄分がほうれん草の20倍の量を含んでいると言われています。

金針菜を使ったレシピ

《ほうれん草と金針菜のごまあえ》

ほうれん草 1把
金針菜 20g
ごま 大さじ2
醤油 大さじ1
砂糖 小さじ2

 

  1. ほうれん草をゆでる。
  2. 金針菜はゆでこぼし、固い部分をはずず。
  3.  ごまはすり鉢でする。
  4. ①②③をあえる

を増やす漢方薬

地黄、当帰、芍薬、鶏血藤、枸杞子、阿膠、龍眼肉

四物湯、温清飲、当帰飲子、当帰健中湯、十全大補湯など

③血の巡りが良くない

血液は体に栄養分や水分を体の隅々に運ぶ役割を担っています。皮膚の細胞は日々生まれ変わっているので、細胞が生まれ変わるのに必要な栄養分が運ばれないと、新しい細胞が作れません。そうなると、お肌は黒ずんだり、暗い紫色になったり、シミの原因になります。

また、水分も運ばれないので、上記の水分不足や血液不足と同様の症状が出てきます。常に血の巡りを良くしておくことが、美肌には大変重要です。血を巡らせる効果を持つ食材があります。これらを多めにとりましょう。

血のめぐりを良くする食材

  • 紅花、サフラン、サンザシ、バラの花、サンザシの実、シナモン、クコの実、桑の実
  • いわし、さんまなど青身魚、あさり、あわびなど魚介類
  • 黒豆、小豆、納豆、ニラ、黒きくらげ、里芋

紅花、サフランは妊婦さん、過多月経の方は避けてください。

血のめぐりを良くする漢方薬

丹参、田七人参、紅花、当帰、川芎、山査子、鬱金、玫瑰花、

桂枝茯苓丸、血府逐瘀湯、芎帰調血飲など

④不適切な肌の手入れ

肌に刺激を与えないことが大切です。こすり過ぎたり、触ったりしないようにしましょう。
頰のシミが気になる場合、肝斑の可能性もありますが、その部分に特に力を入れて洗ったり、化粧品を何度も塗り重ねたり、その部位に触れることが多くありませんか? それが、かえってシミを濃く大きくしている可能性もあります。

冷え性タイプ

体が冷えていると、やはり血の流れも水の流れも悪くなり、お肌に栄養が行き渡りません。その改善方法ですが、ただやみくもに温めればいい、というわけではありません。やはり、人それぞれ体質によって、適切な改善方法があるので、ここでもタイプにわけて解説していきます。

  1. 体のエネルギーが足りないタイプ
  2. 血が不足したり、滞っているタイプ
  3. 体の水分が多過ぎたり、滞っているタイプ

体のエネルギーが足りないタイプ

エネルギー不足によって、熱が生まれにくくなっています。元気がでない、疲れやすい、風邪をひきやすい、寒がりという方はこのタイプです。

体のエネルギーを増やす食材

  • 朝鮮人参、にんにく、ニラ、
  • 山芋、じゃがいも、里芋などイモ類、栗、かぼちゃなどホクホクしたもの
  • 大豆、そら豆など豆類、椎茸、しめじなどキノコ類
  • 牛肉、鶏肉、えび、うなぎ、白身魚
  • 発酵食品

いも類、豆類、キノコ類は、できるだけ毎日とるようにしましょう。生野菜やジュース、スムージーなどは、よけいに体を冷やしてしまうので、このタイプの人は避けた方が賢明です。

山芋を使ったレシピ

山芋は元気をつける以外に、体を潤したりアンチエイジングの力も持っている大変優秀な食材です。調理方法も簡単で、すりおろすだけ、または切るだけで美味しく食べられるので、ぜひ日々の食事に取り入れてください。

《山芋とろろ》

朝鮮人参を使ったレシピ

《参鶏湯・サムゲタン》

丸鶏 1羽分
もち米 大さじ4
朝鮮人参 2本
松の実 大さじ1
にんにく 2かけ
しょうが 1かけ
なつめ 6個
三つ葉 1/4わ
ねぎ 4センチ
少々
糸とうがらし 少々
こしょう 少々
  1. 朝鮮人参は洗って水気をふき、縦2〜3等分に切る。しょうがは皮をむいて薄切りにする。
  2. 鶏は腹の中をよく洗い水気をふく。首のあたりの左右の皮を中央に寄せ、タコ糸を通した針で縫い合わせて穴を閉じる。
  3. 尾の方の穴から、もち米、にんにくを全量、人参、なつめ、しょうがの各半量を詰める。詰めた具がこぼれないように気をつけながら、タコ糸を通した針で縫い合わせて穴を閉じる。左右の足を中央に寄せてタコ糸で縛る。
  4. 鍋に③の鶏を入れ、かぶるくらいの水を注ぎ、人参、なつめ、生姜の残りを入れて強火にかける。
  5. ④が煮立ったらアクをとり、弱火にして蓋をし、3時間くらい煮る。
  6. タコ糸を取り除いて器に盛る

 

体のエネルギーを増やす漢方薬

朝鮮人参、山薬、黄耆、乾姜、附子、桂皮など

人参湯、十全大補湯、人参養栄湯、八味地黄丸など

血が不足したり、滞っているタイプ

血の不足や滞りがあると、熱も運ばれにくくなります。肌荒れや、その他には月経痛や肩こりなどがでてきます。

血を増やす食材

カサカサタイプの②血液の不足に書いているものと同じです。

  • 黒米、黒ごま、あずき、むらさき芋、黒ごま、黒きくらげなど色の黒いもの
  • ほうれん草、小松菜、人参など色の濃い野菜、金針菜
  • ぶどう、クランベリー、ブルーベリーなどベリー類
  • 豚肉、牛肉の赤身部分、鶏肉(黒豚、烏骨鶏)肉類、さんま、いわしなど青身魚
  • なつめ、龍眼肉
  • 心臓、レバー、卵

血を増やす漢方薬

地黄、当帰、芍薬、鶏血藤、枸杞子、阿膠、龍眼肉など

四物湯、温清飲、当帰飲子、当帰健中湯、十全大補湯など

血の巡りを良くする食材

カサカサタイプの③血の巡りが良くない に書いているものと同じです。

  • 紅花、サフラン、サンザシ、バラの花、サンザシの実、シナモン、クコの実、桑の実
  • いわし、さんまなど青身魚、あさり、あわびなど魚介類
  • 黒豆、小豆、納豆、ニラ、黒きくらげ、里芋

紅花、サフランは妊婦さん、過多月経の方は避けてください。

血の巡りを良くする漢方薬

当帰、川芎、延胡索、桃仁、紅花、桂皮、丹参など
当帰四逆加五種呉茱萸生姜湯、温経湯、芎帰調血飲など

体の水分が多過ぎたり、滞っているタイプ

体の水分が多かったり偏っているため、水分の溜まっているところが冷えています。頭痛や耳鳴り、頻尿を伴うことがあります。

水分を減らしたり、水の巡りを良くする食材

ハトムギ、トウモロコシのひげ、黒豆、小豆、大豆、昆布、海苔、わかめ、瓜類、大根、かぶ、タケノコ、ごぼう、白菜など

水分を減らしたり、水の巡りを良くして体を温める漢方薬

附子、生姜、呉茱萸(温める) 白朮、茯苓、蒼朮、猪苓、牛膝(*利水)
*利水 体の不要な水分を出したり巡りを良くすること

苓姜述甘湯、当帰芍薬散、桂枝加朮附湯、桂枝加苓朮附湯、真武湯など

アトピーの場合

アトピー性皮膚炎の場合、原因を特定することは大変難しくなります。そもそも、アトピーという言葉は、ギリシヤ語の「特定されていない」「奇妙な」という意味の言葉からきているもので、一人一人原因が異なります。そこで、ここでは皮膚の症状の状態でタイプ分けをして、解説していきます。

  1. 赤く腫れてジュクジュクしているタイプ(湿熱タイプ)
  2. 皮膚が真っ赤で熱のあるタイプ(熱毒タイプ)
  3. カサカサ乾燥してひび割れがあるタイプ

①赤く腫れてジュクジュクしているタイプ(湿熱タイプ)

頭には黄色い油ぽいかさぶたができて、体には赤いブツブツや水泡やただれが見られます。肘、膝の苔癬化がみられます。便秘ぎみで口がよく乾く方が多い。

このタイプは体に湿気と熱が溜まっているので、改善のためには湿気と熱を取る食品や漢方薬を飲みます。

湿気と熱を取る食材

ハトムギ、冬瓜、緑豆、緑豆もやし、とうもろこし、とうもろこしのヒゲ、黒豆、大豆、小豆、あさり、しじみ、くらげ、昆布、海苔、わかめ、ひじき、スイカ、きゅうり

湿気と熱を取る漢方薬

石膏、黄連、黄芩、黄柏、竜胆、山梔子、茵蔯こう、薏苡仁、

越脾加述湯、竜胆瀉肝湯、

皮膚が真っ赤で熱のあるタイプ(熱毒タイプ)

皮膚が鮮やかな赤い色真っ赤で、触ると熱く感じます。爛れたところから出血がある。女性は月経周期が短くなります。便秘、尿の色が濃い、不眠やイライラがあることがよくあります。熱をさますことが改善につながります。

熱をさます食材

ハトムギ、冬瓜、緑豆、緑豆もやし、昆布、海苔、わかめ、ひじき、あさり、しじみ、

熱をさます漢方薬

石膏、黄連、黄芩、黄柏、牡丹皮、板藍根、金銀花、蒲公英

黄連解毒湯、温清飲、三物黄芩湯、十味排毒湯など

カサカサ乾燥してひび割れがあるタイプ

冷え、あるいは血が少ないことにより、血の巡りが悪くて栄養や水分が皮膚に届いていないことにより、皮膚が乾燥しているタイプです。肌がザラザラ、または厚くゴワゴワした感じになります。肌に潤いを与えることが改善につながります。

体に潤いを与える食材

カサカサタイプの水分不足の場合と共通しています。ただ、冷え性の場合は、食べ過ぎて体が冷えないよう気をつけましょう。

  • 梨、バナナ、メロン、レモン、梅など、酸味と甘味をもつもの
  • ねばねばや水分豊富な野菜 モロヘイヤ、オクラ、白キクラゲ、トマト、大根、山芋など
  • 百合根、ごま、はちみつ、
  • すっぽん、亀、あわび、牡蠣、豚肉、鴨肉、

体を潤す漢方薬

地黄、麦門冬、天門冬、沙参、玉竹、百合、かんれん草、女貞子など

二至丸、大補陰丸、一貫煎など

を増やす食材

カサカサタイプの血液の不足の場合と共通しています。

  • 黒米、黒ごま、あずき、むらさき芋、黒ごま、黒きくらげなど色の黒いもの
  • ほうれん草、小松菜、人参など色の濃い野菜、金針菜
  • ぶどう、クランベリー、ブルーベリーなどベリー類
  • 豚肉、牛肉の赤身部分、鶏肉(黒豚、烏骨鶏)肉類、さんま、いわしなど青身魚
  • なつめ、龍眼肉
  • 心臓、レバー、卵

血をふやす漢方薬

地黄、当帰、芍薬、鶏血藤、枸杞子、阿膠、龍眼肉

四物湯、温清飲、当帰飲子など

自分の体調に合わせた毎日の食事で内側から美肌に !

以上、体質別にお肌に良い食べ物と漢方薬を紹介して来ました。
体質や症状によって、食べたり飲んだりすると良いものが違うのがわかっていただけたでしょうか ?

現在の自分の体調や症状に合ったところを見て、摂ると良いものをぜひ意識して食べたり飲んだりしてみてください。少しずつでもいいので毎日続けてみましょう。そういう毎日の食事習慣が、内側から自分で美肌を作る力を作ります。忘れたら、何度も見返して、少しでも取り入れて実践してみてくださいね。

 

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